読書が仕事を面白くするのはなぜか?

仕事の面白さと読書量は相関関係にある

最近、面白いビジネス本が多く出版されているせいか、どんどん良い本が見つかって積読状態の本が増えてます。土日もできるなら、外に出かけずに本を読んでいたいというくらい、楽しみな本が今目の前にあります。

 

そんな中ふと、「3年前まで全く本を読まなかった自分が、なぜこんなに読書にはまっている(はまることができた)のだろう?」という問いが頭に浮かび、シンプルな解に行き着きました。

それは「読書が仕事を面白くすると気づいたから」です。

僕の解釈では、「仕事が面白くなること」と「読書にはまること」は相関関係にあります。両者は双方にプラスの影響を与え、相互に強化ループが働きます。場合によっては「仕事を面白くする」とまでのポジティブな変化は生まれなくとも、「仕事を辛いものにし続ける」という状態から脱することはできると考えており、いずれにせよプラスの働きが得られることは、この3年間でよく学びました。

 

ここではその「仕事」⇔「読書」の相関について、下記の2点に分けて整理してみます。

1)「読書にはまる」→「仕事が面白くなる」の働き

2)「仕事が面白くなる」→「読書にはまる」の働き

 

1)「読書にはまる」→「仕事が面白くなる」の働き

まず、読書が持つ仕事に対する価値について、下記の4つに因数分解してみます。

 

① 「知識」が身につく

② 「考える力」が身につく

③ 「自信」がつく

④ 「モチベーション」が高まる

 

-①:「知識」 は解説不要だと思います。ビジネス本や教科書などを手に取る目的としては、たいてい知識を習得することが当てまります。知らないことに対して知ろうとする、面白そうな知識に触れることで世界を広げる、など読書=知識というのはほぼ当たり前の事実かと。

 

-②:「考える力」 は先日Audibleで拝聴した『「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書』でとてもわかりやすく記載されてました。

こちらでは、「東大生が先天的に地頭がよいわけではなく、本を読む方法を工夫しているから地頭がよくなる」という趣旨の元、「考える力」を身につけるための本の読み方が解説されています。要は、本を読む時に単に情報をインプットするのではなく、自分なりの仮説をもって著者の主張を深ぼったり、抽象化したり、反論したり、疑問をもったりして、能動的に読むこと(読者になるのではなく、記者になる)で、考える力を身につけるということ。

つまり、本を読むだけではなく、仮説を持って本を読めるかどうか次第でその価値が変わるということになりますが、それは後に出てくる「直面している課題に関する本を選ぶ」ということで担保されると考えています。

 

-③「自信」 と ④「モチベーション」 はセットなんですが、①と②が強化されることで③が生まれ、その結果④に至るという解釈です。最終的に「仕事が面白くなる」には自信とそれに伴うモチベーションが高まることによる影響が大きく、逆にそこに至らなければ単なる娯楽(読書している時間そのものを楽しむということ)に過ぎないと考えます。

なので、その知識やロジックなど読書を通じて学習することで「ここまで勉強したからもう大丈夫だ」「ひとまず知らないということはない、あとはどうアウトプットするかだ」という状態にもっていくことが大切だと考えています。

 

2)「仕事が面白くなる」→「読書にはまる」の働き

今度は逆に、仕事が面白くなることで「読書量」が増える働きについて考えてみます。

僕自身、最初はほぼ強制的に読書時間をとって、よくわからん知識を詰め込むという作業でした。なので、これが簡単に機能しだす働きとは考えてません。

しかし、 これも本の選び方と読み方を工夫すればどんどん矢印の濃い働きになっていきます。

 

はまりやすい本の選び方

仕事が面白くなっている状態をここで定義しておくと、「適切な難易度で適切な挑戦ができている状態」と考えることができます(フロー体験)。その状態では何が存在しているかというと、「適切な課題」です。高すぎず低すぎずの課題(問題)がある状態が最高です。

その状態で大切な本の選び方は、直面している課題に近い本を選ぶということ。

なぜなら、先にも書きましたが、本を読み始める時には、自分なりの仮説を持つことが非常に大切になります。しかし、自分事ではない領域の仮説は読む前に少し頭を使わなくてならないし、中断した後に再開した時に、再度それを引っ張り出してこなければならないのでリズムが悪くなりがちです。

一方で、直面している課題とはあれこれ形式だって事前に考える時間なんてとらなくても、風呂場でも通勤電車でも思考を巡らせている(仮説を数通りもっている)ので、そんな手間は必要ありません。

 

周囲を見ていると、プライベートの時間を使ってまで仕事のことを考えたくないのか、あえて現在の自分から遠い本を選んでいたりします。レイヤーが高い人の本や未来思考の本に向き合うのももちろん大切だとは思いますが、僕はそういった類の本は常に「直面している課題に対する本」と並行して読書することを条件にしてます。

なぜならそういった本は、足元のことではなく未来のことなので実行できる領域が狭い上に、共感できる部分が少なく時間がかかるからです。

それよりも、「今」の課題に向き合ったほうがコスパがいいし、読書が好きになっていく力が強いと思います。

 

はまりやすい本の読み方

とはいえ、はまりやすい本を選び続けるのはなかなかに難しい。時には期待した内容ではないことだって多々あります。それを加味すると、読書の一定量は必要になってくるわけですから、読書という行為自体を楽しめるとより良いということになります。

その上で、何が大事かというと自分の中でのルーチンを作ることかと思います。世の中には読書法にまつわる本はたくさんでてます。僕が参考になった本だけでもざっとこのくらいあります。

 

知的戦闘力を高める 独学の技法

遅読家のための読書術――情報洪水でも疲れない「フロー・リーディング」の習慣

レバレッジ・リーディング

「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書

メモの魔力 The Magic of Memos (NewsPicks Book)

 

詳しくは本を読んでもらうことが一番いいとは思いますが、僕が実践しているのはその中で下記に落ち着きました。

・本に落書きしまくるということ

・最後に振り返ってもなお面白いと思う所に付箋をはること

・付箋の箇所をevernoteに転記すること

一見めんどくさいということかもしれませんが、このルーチン化された行為がなかったら多分飽きてると思います。

 

更に、これらの内容をアウトプットする場があったら、はまるループは増します。ここでも直面した課題に関する本を読むメリットが活きます。必然的に本の内容を咀嚼し自分の言葉でアウトプットするからです。

僕は職場だけでは頻度が不安定なので、その分をこのブログで担保するようにしてます。

 

最後に

以上、簡単にまとめようと思ったのですが、結構長くなってしまいました。

3年前まで全く(本当にまったく)本を読まなかった自分が、土日も読書をするほど好きになるとは思いませんでしたが、振り返ると、「仕事」、つまり今自分が一番没頭しているもの、思考のウェイトが重いもの、への向き合い方が変わったからというのが一番大きいかもしれません。

しかし、繰り返しになりますが、その向き合い方を変えてくれたのが読書だということは間違いありません。鶏が先か卵が先かではありませんが、仕事がつまらんという人は無理やり10冊くらい本を読んでみるというのも現状を変えるきっかけとしては最高だと思います。

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◆ブログで紹介した書籍

「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書

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知的戦闘力を高める 独学の技法

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