「考える力」は自然と備わるものではなく、鍛えるもの。

考える力とは

僕は日々、考えることが下手だなと思います。30年も生きてきて、考え方について考えるのは少し遅いかもしれませんが、それだけ難しいことなんだと前向きに解釈しています。

考える力とは何でしょうか。いろいろな書物を読む中で、僕が一番しっくりきているのは「意思決定の質を高める」ということです。

不確実性が高い世の中で、様々な問題に対してほとんどの場合、正解はありません。ですが、正解に近い答えを出すことはできます。それを続けることができる人が成功していくのだと思います。

であれば、意思決定の質を高めるための思考力を身に付けたい。本ブログを始めるときに、読書をネタにして強制的に読書量を増やすということを決めたのも、著者の思考プロセスを体験するという意図があったからになります。

実際、ブログを始めたことで読書量は伸びましたし、読書量が伸びたことで、著者の主張を自分に取り込み、自分はどう考えるのか、という自分で考える思考体験も増えました。さらに、それをブログでアウトプットするので、トレーニング方法としてはかなり良いと思っています。

少し軌道にのりつつあるので、ここで「考える癖がついてなかった自分」が少し考えるようになったのはなぜか。そのポイントを整理しておきたいと思います。
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考える力をつけるためには

① 仕事やプライベートにおける何かしらの課題を多く持つ

② 直感的な気づきや違和感、疑問をもつ機会を増やす

③ 行動を決定する

 

上記の3つのプロセスで整理してみます。

最終的には③の意思決定まで進むことが目的になりますが、そのために①と②の「量」をどれだけ増やせるか。これがポイントになります。

 

思考のきっかけを増やそう

まず、課題(①)が多ければ多いほど、気づき(②)の機会というのは強制的に増えます。

例えば、僕が営業部署のマネジャーで、メンバーのモチベーションが低く実績が低迷している状態を想像してみます。そぼ場合、僕はメンバーのモチベーションをあげるにはどうしたらいいのか?という問いが常に頭の隅っこにあるでしょう。この状態で、例えば飲み会に行ったときに同じような境遇の人がいて、「モチベーションはマネジャーが関与することではないよね」という主張した場合、違和感を感じるのか、共感するのか、何かしら立っているアンテナに反応し、一次的な思考体験が得られます。

この総量を増やすことが、③に進む思考を増やす直接的な要因になります。

 

行動まで落とし込もう

そして、次にさらに大切なのが、気づき(②)を行動(③)に転化するという作業。大小関わらず、何かしらの気づきを得たら、最終的に何か行動するというとことまで落とし込まないと、自分の頭の中で終わってしまった「意味のない」ものになります。それではもったいない。

先ほどの例で言うと、「モチベーションはマネジャーが関与することではない」という主張に対して、「確かにそういう見方もあるよな、勉強になりました」というレベルの気づきで終わるのがダメな例です。

そうではなく、なぜ関与する必要はないのか?関与することではないとはどういうことなのか?と思考を進め、最終的な行動まで落とし込む必要があります。

たとえば、「確かにモチベーションは自らコントロールするものだ。でもそれをコントロールしやすくする仕組みは作れるな。例えば、1日の終わりに5分でも1on1の時間をとるとどうだろう」というところまで落とし込めれば、行動まで落とし込めている=意思決定ができているということになります。

もちろん、②がなくても、①から③まで自らの思考だけで進めるケースもあると思います。もしかしたらそのケースが多い人が「考える力が強い」のかもしれません。

 

課題を認識しよう

そうなると、上流にある①課題の総量が多い状態が思考力をつけるには有利ということになります。でも、これって考えてみると当たり前だと思います。

例えば、下記の記事では、「学歴よりも挫折経験の方がパフォーマンスと相関が強かった」と紹介されております。

 

www.huffingtonpost.jp

 

まずわかったことは、Googleでは、「どんな大学を出たか」は入社後のパフォーマンスと相関関係がなかったことがわかりました。
次にわかったのは、「これまでの人生で苦労をしたかどうか」でした。人生の中で、戸惑ったり、脱線したり、事故にあたり、病気になったり、浪人したり、好きな人を失ったり...。
そういった苦労した人たち、挫折した人たちは、会社のなかでパフォーマンスを発揮していました。

 苦労した経験とは見方を変えると、課題が多い状況と捉えることができます。なので、自然と①〜③までのプロセスを経験することが多くなる。その経験が思考力を鍛え、ビジネスでも活躍できる人材になっているのだと思います。

 

ただ、それらは結果論であって、そういった経験をあえて得るにはリスクを伴います。社会に出てからで考えると、起業する、スタートアップに転職する、などがそれに当たるかと思います。

しかし、こうしたリスクをおかさずして課題を多く得られる方法もあります。

それは「目の前の仕事にコミットすること」。とにかく、目の前の仕事に精一杯取り組む。そうすることでそうではない状態と比べて、課題だと思う総量は何倍にもなります。

面白いかどうかではありません。向き合うかどうかです。向き合うことで、あれもこれも解決しなくれはならない、となるはずです。その「あれもこれも」の状態が良いのだと思っており(もちろん優先順位をつけるなどの仕事のメソッドは取り入れた上で)、そうしているうちに勝手に、課題の総量が上がっていくのだと考えています。

 

さらに言えば、その過程の中で、様々な事象をちゃんと「課題」に置き換えること。これは、事象を構造的に捉える力、因数分解する力などロジカルシンキングの部分で担保できると考えています。

 

最後に

今回は僕自身課題感の強い「考える力」について、現時点での理解をまとめてみました。自分で考えて、意思決定する。それにより事業や社会に何かしらのインパクトを与えることを、僕は面白く感じます。

となると、ここをもっと鍛えていかなければならない。そのためには今以上にその機会を増やしていかなければならない。一番サボってはいけない領域だと思います。

 

最後まで読了していただき、ありがとうございました!